包括的租税回避防止規定

包括的租税回避防止規定とは、法人税法、所得税法、相続税法等に規定されている租税回避行為を包括的に防止する規定をいう。

税務上、形式的に定められている適格要件や組織再編に伴う繰越欠損金の引継・利用制限規定について、経済合理性を欠く取引等と認定された場合には、非適格と認定され課税を受けたり、繰越欠損金の引継・利用が出来ない可能性がある。M&Aにおいては、特に組織再編に係る包括的租税回避防止規定に留意する必要がある。