DES (デット・エクイティ・スワップ)
DES(デット・エクイティ・スワップ/Debt Equity Swap)とは、Debt(企業の債務)をEquity(企業の資本)にSwap(交換)することである。
デット・リストラクチャリング(企業の財務再構築)の一手法であり、企業の債務が資本に振り替わることにより、財務内容が改善される目的で利用される。
なお、債権者が金融機関の場合には、5%ルール(金融機関は、原則として国内一般事業会社の議決権の5%超の保有は禁止)に留意が必要である。また、DESは債権者が保有する債権を現物出資する手法であるが(「真正DES」という場合もある)、債権者から出資を受けその金銭で債務を返済する手法を「擬似DES」ということもある。これは、出資した資金で返済することにより、結果としてDESと同じ効果が生じるため、そう呼ばれる。
DESにより発行する株式は、普通株式とは権利内容が異なる種類株式(優先株式など)が用いられる場合が多い。
M&A用語を検索