CAPM(資本資産価格モデル)
CAPM(資本資産価格モデル/Capital Asset Pricing Model)(「キャップエム」と読む)とは、株式等リスクのある資産の期待収益率を予測する理論である。DCF法等で株主資本コストを算出する際に、実務上一般的に用いられている。
CAPMによれば、ある個別株式の期待収益率(株主資本コスト)は個別株式のベータ、マーケット・リスクプレミアム及びリスクフリー・レートから、推計が可能である。
分散投資によって消去可能なリスク(アンシステマティックリスク)に対してはリターンは要求されず、分散不可能なリスク(システマティックリスク)に対してのみリターンが要求されるという考え方が前提となっている。
■CAPMの計算式
E(Re)=Rf + β × (E(Rm) - Rf )
E(Re):株主資本コスト
Rf:リスクフリー・レート
E(Rm)-Rf:マーケット・リスクプレミアム
β:ベータ
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