ROIC(投下資本利益率)

ROIC(投下資本利益率/Return On Invested Capital)(「ロイック」「ローイック」又は「アールオーアイシー」と読む)とは、企業が事業活動のために投じた資金を使って、利益をどれだけ効率的に稼いだのかを示す指標である。分子を税引後営業(事業)利益(NOPAT)、分母を投下資本(Invested Capital)として計算する。投下資本は、株主資本と有利子負債を合計して算出する。

ROICは、WACC(加重平均資本コスト)と比較して評価される指標であり、事業部門の評価指標にROICを採用することで、各事業部門においても資本コストと比較した投資効率へ意識が向くため、近年採用する企業が増加している。
ROICがWACCを上回っていれば、企業価値が増加しているとされ、下回っていれば企業価値を毀損していることになる。

■計算式
 ROIC=税引後営業利益÷投下資本×100(%)

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