独占交渉権

独占交渉権とは、単独の買手のみが、一定期間、売手と対象M&A取引について独占的に交渉できる権利のことをいう。

独占交渉権が付与される期間は、案件により大きく異なる。1~2ヶ月程度のこともあれば、3~6ヶ月程度となる場合もある。
買手は、デューデリジェンスの実施により、多大な費用及び時間を負担することになるため、デューデリジェンスの前に、独占交渉権の付与を求めることが多い。
他方で、売手においては、有利な条件を提示する可能性がある他の買手候補との交渉ができなかったり、買手候補間での価格競争が生まれなかったりするデメリットが生じるため、独占交渉権の内容・付与の適否は慎重に検討する必要がある。

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