プライベート・デット

プライベート・デット(Private Debt)とは、投資ファンドなど銀行以外の主体が企業に対して行う貸付けのことであり、投資家から集めた資金を原資として実行される。借り手の多くは、相対的に信用力の低い中小企業である。

欧米では、銀行融資に代わる資金調達手段としてこの市場が拡大しており、プライベート・デットファンドが企業の資本構成の一部を担う存在となっている。一方、日本においては、銀行が企業金融の中心的な役割を果たし続けていることから、プライベート・デットの活用は限定的であり、市場としてはまだ発展途上にある。

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